夏の高校野球和歌山大会 南部 31年ぶりの甲子園ならず

 31年ぶり夏の甲子園を狙った南部。故・尾藤公元監督の長男、尾藤強監督(43)が率いて今大会の話題を一身に集めた箕島にまさかの大敗を喫したが、ナインは大会終了後に退任を決めている井戸大志監督(62)の最後の夏に奮起した。準々決勝で4連打の逆転劇、準決勝では大会タイ記録となる8連打の猛打を見せるなど、シード校にふさわしい戦いぶりで日高地方を大いにわかせた。閉会式では銀メダルを胸にかけられ、観客席からも健闘をたたえる大きな拍手が起こっていた。
 シード同士の決勝。南部は序盤から波に乗れなかった。2回、先発・松田がつかまり、1死から左越えの二塁打と左前打で一、三塁のピンチを招くと、追い込んだあとにスクイズを決められて1点を献上。5回には1死一、三塁から右中間を破られて2者の生還を許し、さらに左前打と打球の処理をもたつく間に4点目の走者にも本塁に突入された。
 南部打線は箕島・須佐見を打ちあぐねる。初回は3者凡退、2回は2死から酒田が左前打も田中が遊ゴロに倒れた。3回も2死から坂本南が中前打を放つが、葛城が捕邪飛。4回は先頭・柴田の一、二塁間への当たりを好捕され、3人で終わった。何とか攻略の糸口を見つけたい南部だが、5回は2死から那須が右越え二塁打もけん制死で無得点となった。
 南部は6回2死から葛城が四球を選び、柴田の左前打で一、二塁。この好機に大江が痛烈に三遊間を破り、1点を返した。
 反撃ののろしを上げ、終盤に望みをつなげたかった南部だが、7回、松田が四球と2安打で1点奪われて降板。2番手・小門も4本の安打を集中されて5点を追加され、ついに9点差とされた。
 終盤の南部。7回は3者凡退、8回には坂本南が四球で出塁も併殺で無得点。9回は3人で打ち取られた。7回途中からエースナンバーの桝谷がマウンドへ上がり、9回からは今大会リリーフで大活躍の小山を起用したが、最後まで流れを変えられなかった。

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