チョコのたにぐちが日高川工場を新築

 昨秋から新築工事を進めている日高川町和佐、チョコレート製造メーカー㈱たにぐち=本社大阪市東住吉区、谷口壽社長=の日高川工場が、間もなく完成。25日午前11時から現地で竣工式を行い、谷口静雄会長、谷口社長ら同社をはじめ、施工の大成建設㈱、県、町、地元関係者ら約40人が出席して完成を祝う。同社は平成元年に県と旧川辺町が誘致した企業で、新工場の建設によってオーナメントチョコやチョコレート菓子などの生産能力の増強を図る。8月1日から稼働する。
 新工場は既存の和歌山工場の南東約200㍍の約6000平方㍍の土地に建設。鉄骨1部2階建て、延べ床面積3024平方㍍。真っ白なケーキの上にオーナメントチョコが乗っているイメージの外観で、1階部分は製造工場、2階部分は会議室など。和歌山工場の製造部門の1セクションを移転し、チョコレート全般の製造を強化する。
 工場は、衛生面を最重視した造りで窓など一切なく(出入り口は除く)虫の侵入など防止。排水設備も充実しており、周辺の環境にも配慮している。ほか、大型車2台を収容できる車庫も完備し、原材料の入荷や商品の出荷もスムーズ。2階からは1階の工場部分を見渡すことができるようになっており、希望者への工場見学に対応するほか、ケーキの講習会なども開催したい考えで、地域の人が親しめる工場となる。事業費は約9億円。土地は町からの借地。新工場稼働に先立ち、ことし4月に9人を地元雇用、今後も2~4人程度を予定している。
 和歌山工場では平成元年の操業以来、ケーキの飾りつけなどのオーナメントチョコ、トリュフ・プラリネチョコ、焼き菓子やキャンディーなど製造。敷地は3300平方㍍で、平成10年と平成15年の2度にわたり増設し、延べ床面積約5600平方㍍に拡充したが、業績の進展・拡大に伴い手狭となっていた。生産能力の向上、独創性のある新商品開発に向けて設備拡充を図るために工場を新設した。
 同社は資本金2000万円。売上高は年間約25億円(平成23年7月期)。

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