海自紀伊警備所 38年の歴史に幕

 美浜町三尾、日の岬にある海上自衛隊阪神基地隊の紀伊警備所が3日付で閉所となり、同日、由良町の由良基地分遣隊で閉所式が行われた。
 紀伊警備所は昭和50年12月、淡路支所を隷下部隊として発足し、紀伊半島中央西側の標高200㍍の日ノ御埼灯台の真下に鉄筋コンクリートの施設を建設。紀伊水道の警戒、監視業務にあたってきたが、国の防衛警備体制の見直しにより、38年の歴史に幕を閉じることになった。
 閉所式は美浜町の森下誠史町長、県防衛協会の谷崎博志会長、陸上自衛隊和歌山駐屯地の中村祐治司令らが来賓として出席。呉地方総監の山口透海将を儀仗(ぎじょう)隊とラッパ隊による栄誉礼で迎え、阪神基地隊司令の高橋忠義海将補が閉所を宣言、開所からこれまでの経緯を報告した。
 森下町長、谷崎県防衛協会会長のあいさつに続き、警備所の最後の所長となった村上吉徳二等海尉らが、山口総監に国旗、高橋基地隊司令に警備所の看板を返還。山口総監は「これまで少ない人数による警備所任務の遂行は、由良基地分遣隊の貢献も大きかった。北朝鮮のミサイル、中国海軍の威嚇行動など、わが国の安全保障環境は極めて不透明ななか、国家と国民の海上自衛隊に対する期待はますます高まっている。今後も不断の努力が必要であり、精強な海上自衛隊として任務を遂行してほしい」と訓示した。

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