長嶋・松井さんの絆のように

 昭和の日(4月29日)、憲法記念日(5月3日) などの祝日が続いた大型連休のゴールデンウイークが終わった。 全国的にさまざまなイベントが展開されたが、 5日の子どもの日には国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄さん (77) と松井秀喜さん (38) の授与式が東京ドームで行われた。 この日の巨人と広島の試合前には始球式のセレモニーもあり、 長嶋さんが打者、 松井さんが投手、 捕手に原辰徳巨人監督、 審判に安倍晋三首相という目を見張るような豪華メンバーもそろった。
 長嶋さんが巨人の監督時代、 当時高校生ルーキーだった松井選手をドラフトで引き当て、 開口一番に 「10年に1人の選手。 大事に育てたい」 と語り、入団してからは毎日、長嶋監督と松井選手によるマンツーマンの素振りチェックが始まったという。松井選手がメジャー移籍後も国際電話越しに素振りさせ、スイングの音を聞いてアドバイスしたこともあったそうだ。 そして昨年12月に松井選手が引退を表明した時、 会見で 「20年間のプロ野球生活で最も印象に残っていることは?」 と聞かれ、「やっぱり長嶋さんと2人で素振りしていた時間です」と答えた。 長嶋さんは松井さんに深い愛情を注ぎ、 松井さんはその愛情に応えた形で、 まさに師弟関係を超えた親子以上の絆といえるだろう。
 筆者は2児の子どもを持つ親だが、 ある意味で親子も師弟関係。 将来、我が子が大人になって親の手を離れ自立した時、 子どもの心にどれだけ親と一緒に過ごした時間が残っているのだろう。 そして、 父親の存在をどう感じるのか。 長嶋さんと松井さんの絆には到底及ばないかも知れないが、 少しでも近づきたいと思う。   (雄)

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