須佐神社でおとう祭 ことしは全地区から子ども

 市内塩屋町南塩屋の須佐神社(小竹伸和宮司)で10日、日高路に春を告げる伝統の「おとう(御乙)祭」が行われ、ことしは久しぶりに氏子の5地区すべてで子どもの「おとう」がそろう。
 南塩屋、森岡、南谷、切山、明神川の5地区から15歳以下の男の子が「おとう」を務め、冠・裃で駕籠に乗り、榊持ち、太刀持ち、家族親族を従え神社に参集。本殿で2㍍近くもある大幣を振り、世話人が三方に盛ったハナガラ(お洗米)を振りまいて地域の平安を祈願する。
 おとうは、15歳以下の男の子のうえ、長男でなければ務めることができず、条件を満たす子どもがいない地区は区長らが代役を務める。200年以上続くこの伝統の祭りも、少子化により、5地区すべてで子どものおとうがそろうことは珍しくなり、十数年前からは毎年のように1、2の地区で代理おとうが幣を振ってきたが、ことしは晴れて5地区とも子どものおとうが参集する。
 神事は午後1時から始まり、修祓の儀、長床の儀などに続き、大幣を振る奉幣の儀は2時前後になる見通し。祭式終了後、2時半からは境内で恒例のもちまきも行われる。

関連記事

フォトニュース

  1. 2月中旬まで見頃です

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る