記念日マーケティングを

 去る14日はバレンタインデーだったが、その4日前の10日、印南町の花き連合会(中村守会長)とJAみなべいなみ花き部会(木村良材部会長)が高速道路印南SA(サービスエリア)でフラワーバレンタインデーのPR活動を行った。バレンタインデーに男性から女性に花を贈ろうという取り組みで、花き生産者や民間企業が中心となって全国的に展開している。SAでは主に男性に配布したが、数ある束の中から気に入った花を探す人の姿も見られ、「奥さんに渡してみます」という声もあり、おおむね好評だった。
 日本ではバレンタインデーといえば女性から男性にチョコレートを贈るのが定番。欧米でもチョコを贈ることがあるようだが、日本のようにチョコに限定されているような風潮はないようだ。なぜこうなったかははっきりわかっていないようだが、チョコの製造や販売関係の業界が進めてきたことが定着したという説が有力だろう。
 同じような話に土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代に夏場の営業不振に悩んでいた鰻屋に平賀源内が助言したとか、節分の恵方巻きものり業者が広めたとか。「記念日マーケティング」とも呼ばれ、いまでは定着して当たり前になっている習慣も、最初は誰かが広めようと動き出したのがきっかけだったりする。
 フラワーバレンタインデーもいずれは当たり前の習慣になるかもしれない。日高地方には花のほかにもたくさんの特産物がある。何らかの記念日などにかこつけて売り出していけば、バレンタインデーのチョコのように定番化して消費拡大につながるのでは。最初は地道な活動になるだろうが、将来を見越して取り組んでみてはどうだろうか。  (城)

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