梅林で地域産業の活性へ

 みなべ町では観梅シーズンに入った。ここ数日雨が降り暖かい日が続いた影響で、 一気に開花。 つぼみが次々に花を咲かせ、 現在は5分咲き程度となっている。 町内の南部梅林、 岩代大梅林ともに見ごろを迎え、 天気のいい日には京阪神などから大勢の観梅客が訪れてにぎわいを見せている。 9日から11日の3連休には観梅客の入り込みがピークとなりそうだ。
 南部梅林では年間約3万5000人が訪れる。 以前よりも少なくなったと言われるが、 それでも日高地方の他の観光地と比べれば多い方だ。 1カ月の短期間でこれだけの観光客が訪れる場所は、 他にはないのではないだろうか。
 しかし、 ただ梅の花を観賞するだけで長時間過ごせるものでもない。梅林に続く「みかへり坂」沿いに並ぶ店に立ち寄りながら楽しんでも、丸々一日を梅林で過ごすのは難しい。そうなると、訪れた観梅客は時間をもて余す。言い換えれば、 梅林以外でも外貨を落としてもらうチャンスにつながると言える。 周辺の小売店へ誘導する仕掛けをつくることで経済効果が見込めるのではないか。 観梅シーズン期間中だけでも梅料理が食べられるような施設があってもいいと思うし、 それだけでも梅の消費につながる効果的なPRができる。 梅林を訪れるということは少しでも梅に興味を持っている人が多く、 良さについてアピールしやすいという利点もある。
 地域の関係者らの長年の努力で、 大勢の観梅客がみなべ町内の梅林を訪れるようになった。 今後は過去の歴史を守りながら梅林に付加価値を加え、 各種産業を発展させる1つの手段として活用することが大切だ。
       (雄)

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