龍神村森林組合が木材初市

 田辺市の龍神村森林組合 (真砂佳明組合長) は10日、 事務所敷地内の共販所で木材の初市を開き、 計約2000立方㍍の木材が2567万円で競り落とされた。 1立方㍍当たりの平均価格は1万2800円で、 昨年より2000円程度下回った。 木材価格は低迷が続いているが、 同組合関係者は 「日経平均株価が上がり、 景気回復の兆しも見えている。 ことしは期待したい」 と話している。
 ことしの初市ではスギが1450立方㍍、 ヒノキが439立方㍍、 そのほかの木材と合わせて約2000立方㍍となった。 1立方㍍当たりのスギの平均単価は1万2100円 (昨年の初市では1万4100円)、 ヒノキは1万4800円 (同1万7700円) で、 いずれも昨年の平均価格を下回った。 最も高かったのは、 スギが樹齢150年で7万円、 ヒノキが樹齢100年で7万円だった。
 近年、 木材価格は外材に押されて低迷。 昨年夏には平均価格が昭和46年の市開設以来初めて1万円を切り、 8800円台と過去最低を記録した。 木材は北欧からの輸入が多いが、 ユーロ危機でユーロの通貨安となったことなどが響いたとみられる。 その後は持ち直し、 1万円台に回復している。 真砂組合長は 「昨年は市開設以来、 最も厳しい年だった。 しかし、 ことしについては消費税アップを前に住宅建築の駆け込み需要もあるのではないか。 最近は株価が上がってきたし、 円安も進んでいる。 景気回復し、 木材価格が上昇することを期待したい」 と話している。
 この日の初市には県内外の製材業者ら約50人の買い手が訪れ、 正午ごろから競りがスタート。 競りを行う 「振り子」 が威勢のいい声を上げ、 次々とスギやヒノキが落札された。 龍神のスギなどは色合いがよく木目も細かく詰まっており、 良質材といわれている。

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