日高地方各地で出初め式
- 2013/1/8
- 社会
御坊、日高川、由良、印南、美浜、みなべの6市町で6・7の両日、新春恒例の消防出初め式がそれぞれ行われた。各会場には消防車両とともに、出動服姿の団員、婦人消防クラブ、自主防災会メンバーが集結。首長や団長らから激励を受けた団員らは表情を引き締め、一糸乱れぬ行進、ポンプ操法、寒風吹きすさぶ中での力強い一斉放水などを披露。一年間の無災害を願い、防災への決意を新たにしていた。
御坊市 御坊小学校グラウンドで行い、全団員230人らが集結。柏木征夫市長は式辞で「南海地震に備え、人命被害を出さないよう活躍してほしい」などと激励した。北村幸大団長が謝辞を述べたあと、名田分団員がポンプ操法を披露。無災害を願いキビキビした動きを披露した。つばさ保園児の鼓笛演奏も華を添えた。
日高川町 船津野球場に8分団263人と婦人防火クラブ3団体50人が参集。一糸乱れぬ行進で入場し、奥村昌弘団長、玉置俊久町長らが部隊を観閲。奥村団長は「住民の安心安全のために訓練に励み、火事や災害に備えていただきたい」と訓示した。最後に日高川河川敷で一斉放水を行い、力強い水柱を上げて士気を高めた。
由良町 由良中学校グラウンドに団員123人、消防車両16台が集結。畑中雅央町長は式辞で「住民の避難意識、防災意識向上にもご尽力いただきたい」と大地震対策への協力を呼びかけ、大江尚次団長は「地域住民の皆さんに信頼と期待を持っていただけるように日々精進したいと思います」と力強くあいさつした。
印南町 若もの広場で行い、団員220人、車両30台が参集。日裏勝己町長は「地震、津波など大規模災害が予想されるなか、町の守りをよろしくお願いします」と協力を呼びかけ、新井弘一団長は「どんな災害が印南を襲うかわからないが、常に訓練を重ね、出動の際は全員一致団結して取り組もう」と決意を新たにした。
美浜町 松洋中学校グラウンドに冷田光啓団長以下82人と車両11台、町内12地区の自主防災会会員ら約30人が集結。森下誠史町長が「災害に力を発揮をする共助は、皆さんの活動があってこそ。今後も団と自主防が十分連携し、住民の安心安全のために頑張ってほしい」と式辞し、ポンプ車操法披露、一斉放水も行われた。