みなべの須賀神社で火占い

 みなべ町西本庄、 須賀神社 (楠本誠二宮司) で元日未明、 たいまつで稲の作柄を予想する火占いがあった。 300年以上前から行われている伝統神事で、 県内でも珍しい。 早生 (わせ)、 中生 (なかて)、 晩生 (おくて) と書かれた3本のたいまつに火をつけて燃え尽きる早さで占い、 ことしは 「晩生が豊作」 と出た。
 火占いは除夜祭、 歳旦祭に続いて午前0時すぎから境内の二の鳥居近くで行われた。 たいまつは直径5㌢、 長さ20㌢の竹と木でつくったもので、 3本並べて設置。 それぞれに 「早生」 「中生」 「晩生」 と書かれた札を取り付けた。 神前で行われた歳旦祭でことし初めてろうそくに灯された火でそれぞれのたいまつに点火し、 一番早く燃え尽きたたいまつが豊作とされる。 責任総代らが一斉に火をつけると、 たいまつは3本とも勢いよく燃え上がった。 初詣の参拝客らは幻想的に燃え上がる火を、 「どれが一番早く燃えるんだろう」 と熱心に見守った。 ことしは晩生が一番早く十数分で燃え尽き、 次は中生、 最後は早生の順だった。
 昔は稲を栽培する時、 吉となる品種を神の占いに委ねて選んでいたとされ、 それが現在にまで引き継がれている。

関連記事

フォトニュース

  1. 薬なんかいらんわ!

写真集

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る