仕事に情熱と自問を

 アルジェリアで武装集団の襲撃を受け、多くの日本人が亡くなった事件。 犠牲者の冥福を祈るとともに、 無事帰国された皆さんがまず心と体を休められますようにと、 心から願う。 報道を見ていると、 亡くなられた方々には、 現地の資源開発に貢献してきた人も多いという。 遠く離れた北アフリカの地で危険と隣り合わせの中でも懸命に働いてこられた方々を、同じ日本人として誇りに思う。 そしていまもなお、世界各地で多くの日本の民間企業が事業を展開し、 それぞれの国の発展を支えているという。 文化の違う異国の地で仕事に打ち込めるのは、 仕事人としてのプライド、そして情熱だ。
 アルジェリア事件が連日大きく報道される中、同じ紙面に掲載されていたニュースには首を傾げた。教員ら公務員の駆け込み退職問題である。地方公務員の退職金を引き下げる条例がことの発端で、例えばすでに減額が決まっている自治体では、 3月末に退職するといま辞めるより退職金が約150万円少なくなるのだという。 長く働いた上に受け取る額が減るとなると、 苦渋の選択をした人もいるだろう。 それにしても担任を受け持っていた教員までいるというのだからがっかりだ。 そしてこういう事態が起こることを予想できずに減額を決めた自治体の判断の甘さにも首をかしげてしまう。
 税金で給料や報酬を受けている人は、 少なくとも自覚とプライドと情熱を持ってほしい。 しかし、 身近な日高地方に目を向けても、 美浜町の町会議員の不適正な態度が問題になった。 人のふり見て我がふり直せ。 自分たちは誰のために仕事をしているのだろう、 この自問を忘れないでほしい。     (片)

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