メガソーラーで地域活性

 印南町本郷地内の町有地 「外ケ濱埋め立て地」 と美里地内の県畜産試験場跡地で、 全国で初の試みとなる地域貢献型メガソーラー発電が行われることになった。 発電で得た売電額からパネルの設置費や維持管理費などを差し引いた利益を、 地域のボランティア団体などに寄付する事業。 電力の地産地消 ともいえる取り組みで、 利益は年間約2500万円、 20年間で約5億円を見込んでいる。 参加している団体は、 京都の龍谷大学や京セラソーラーコーポレーションなど有名大学、 企業で、 事業の成功が期待されている。
 印南町の外ケ濱埋め立て地は、 以前から太陽光パネル設置候補地や企業用地として募っていたことなどから選ばれたのだが、平成10年に漁民住宅用地として町が造成して以来、塩漬け状態だった土地が有効活用される上、町には借地料として年間約300万円の収入が入るなどで、いいことずくめだ。 さらに建設される太陽光発電のシステムが全国初ということも、 町の売りの一つになる。
 町では用地を提供するだけでなく、 龍谷大学と連携して環境学習にも生かしていくが、 町内の子ども向けだけでなく、 修学旅行を誘致していくことなども考えられる。 さらに全国初の地域貢献型とともに、 メガソーラー自体も県内では先進的な取り組みで、 今後さまざまな団体が視察に訪れることになるだろうし、 うまく活用すれば観光にも一役買いそうだ。
 稼働は7月から。 町では借地収入だけにとどまらず、 このチャンスを最大限に生かし、 さまざまな団体と連携して地域活性に向けた取り組みを推進していくことが重要だ。
       (城)

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