御坊の産廃事業説明会に200人

 市内塩屋町森岡地内に御坊リサイクルセンター (仮称) の建設を計画している大栄環境㈱ (本社=大阪) の事業説明会が10日、 市民文化会館大ホールで開かれ、 計画反対の周辺住民ら約200人が参加した。 大栄環境側は産業廃棄物の運搬や埋め立てについて 「法に基づく計画」 で環境などへの影響がないことを強調。 しかし、 反対派らは納得できない様子で 「素人をだますな」 などと怒りを爆発させ、 引き続き説明会の開催を強く求めた。
 大栄環境側からは担当社員ほか関連調査会社、 設計業者らが出席し、 最初に同センターの施設概要や粉じん対策、 水の管理、 地震対策などで説明したあと、 来場者から質疑を受けた。 その中で 「有害物質のアスベストを含む産業廃棄物は取り扱わないのか」 との質問に対しては 「非飛散性のものは取り扱う。 非飛散性でも割れれば飛散するが、 どう扱えば飛散しないかは法律で定められており、 それに基づいて行う。 飛散性のアスベストが持ち込まれないかもしっかりチェックする」 と回答。 しかし、 反対派は 「非飛散性でもトラックで運搬するときに割れてアスベストが飛散するのではないか」 「毎日何十台も入ってくる運搬用トラックの荷台を全てチェックできるはずがない。 例えば持ち込んだものが 『土砂です』 と言われ、 その中にアスベストが混ざっていたら分かるのか」 などと猛反発が起きていた。
 また、 建設予定地から200㍍の距離にある市立給食センターについて反対派から 「飛散したアスベストが給食センターの給食に混入するのではないか。 そもそも、 あんな近い場所にゴミの山を作るなんて常識からすると考えられない。 何を考えているのか。 子どものことを考えろ」 と怒りの質問。 これに対して大栄環境側は 「給食センターへの影響はないと考えている。 『近い場所』 と言われますが、 我々からすればあれだけ離れた場所でリサイクルセンターができないようならこの事業自体ができないと考えている」 と見解の相違を示した。
 他にも有害物質や環境アセスで質問があったが、 いずれも大栄環境側の説明に反対派が納得することはなかった。 最終的に大栄環境側が 「この事業に起因する何らかの事態が発生した場合の責任は全て私たちが取る。 説明会についてはこれまで再三にわたって開いており、 これで終わらせていただきたい。 ただ、 今後説明会を開かないと言っているのではなく、 県の建設許認可を受けたあと、 事業を進める中で住民の不安払しょくへ引き続き説明をしていく」 と締めくくった。 これに対して反対派からは 「納得するまで何度も説明すべき」 「一方的だ、 逃げるのか」 と非難を浴びせていた。 また、 この日は市民文化会館の使用時間のリミットとなる午後9時を10分ほどオーバーして説明会を終了せざるを得ない格好となったが、 「年明けのみんなの集まりにくい時間帯の開催。 作為的だ」 との不満も出ていた。
 今回の説明会は反対派からの要請を受けて大栄環境側が主催。 現在、 施設の建設については県の許認可待ちとなっている。

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