安定の中も前進の年に

 ことしも残りあとわずか。市内の出来事を振り返ると、年明けから反対運動が活発化してきた森岡地区の産業廃棄物最終処分場建設計画が大きな問題。いまだ県の許認可の結論が出ず、「どうなっているの」と推進派、反対派ともに心配でもどかしい1年となった。
 明るい話題に目を向けると、7月には世界少年野球大会で元ホームラン王の王貞治さんが来坊。台風12号災害の復興を願うイベントでもあり、野球教室に参加したちびっこたちに夢と希望を与えてくれた。新しい取り組みもあり、インパクトがあったのは、地方紙の読者投票という全国的にも珍しい方法で選抜した2人のミス宮子姫。復活商工祭、顕彰祭など各種イベントの盛り上げに大活躍。宮子姫関連では着ぐるみの「みーやちゃん」も製作され、話題を呼んだ。御坊商工会議所では9月に地元飲食店の活性化へ「バル」を初開催。全国的にブームのイベントで、御坊でも大盛況。今後は年数回の定期開催でもっと誘客を図りたいところだ。
 個人的には6月の韓国、8月の中国取材が印象的。二階俊博代議士を団長に国際交流を目的にした訪問だったが、日韓、日中関係が厳しい中でも大歓迎を受け、地に足のついた交流の大切さを実感。そんな二階代議士は12月の衆院選で10選。全国的には自民、公明党が圧勝して政権を奪還した。そして御坊を見ると、5月には市長選があり、柏木征夫市長が6選。全国を見ても、御坊を見ても、厳しい社会情勢の中で「変革」に期待してえらい目に遭った有権者が、「安定」を求めた証。ただ、安定もいいが、地域の活性化へ一層の「前進」が必要。そういった意味で御坊では新しいチャレンジがたくさんあった1年であり、来年のさらなる前進を願っている。  (吉)

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