高速料金所スタッフが救急救命学ぶ

 一般有料道路、湯浅御坊道路の川辺料金所で13日、料金収受業務などを担当するスタッフを対象とした初の救急救命訓練が行われた。同料金所は一日平均約3500台が乗降しており、近年は運転中に気分が悪くなって途中下車、駐車場での休憩や救急車要請を求めるドライバーが増加。備え付けのAED(自動体外式除細動器)もいつ使用するか分からず、日高広域消防職員の指導で取り扱いを学んだ。
 川辺は大阪方面への乗り口、 田辺方面からの降り口となるハーフインター。 一日平均ざっと3500台、 多い日は約4000台が乗り降りする。 スタッフの業務は一日3交代制で、 深夜も3人体制で一般ゲートの料金収受やETC車両の課金管理を行っている。 近年は大阪方面から走ってきたドライバーが気分が悪くなり、 途中下車して 「駐車場で休ませて」 「水を飲ませてください」 などと願い出るケースが増えており、 昨年は料金所から救急車を要請、 ドライバーが病院に運ばれたというケースが3件あった。
 このような状況から、 スタッフの間で 「きちんと応急手当て、 AEDの取り扱いを勉強したい」 という声が上がり、 今回、 初めて日高広域消防から講師を招いて教室を開催。 川辺だけでなく広川や御坊南、 みなべなど周辺のICのスタッフも含め、 約20人が心肺蘇生法とAEDの取り扱いを学んだ。
 コンビでAED操作に挑戦した御坊ICと御坊南ICの男性は、 「AEDは機械の音声指示があるので、 それほど難しくはなかったですが、 人工呼吸は意外に息を吹き込むことができず、 気道の確保が大切だと分かりました。 きょうは教えてもらって本当に勉強になりました」 などと話していた。
 川辺料金所の寒川文博所長(62)は 「料金所のスタッフもほとんどが50歳以上で、 自分たちもいつ急病で倒れるか分からない。 そういう意味でもきょうの訓練は意義があり、 身につけたノウハウを万一の際に生かせるようにしたい」 と話している。

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