開かれた学校づくりへ

 親にとって最も分かりづらいのが子どもの学校生活。朝から夕方までどんな風に過ごしているのだろうかと気になる。子どもに「友達と仲良くしているのか」「勉強は分かるか」などと尋ねてみても、返って来るのは気の抜けたような返事。親にはさっぱり理解できない。
 近年、 家庭や地域社会と連携・協力する 「開かれた学校づくり」 がいわれている。 しかし、 子どもがいじめを受けていても最後まで親が知らないという場合もある。 これでは 「開かれた学校」 とは言えず、 まずは学校の敷居を低くすることから始める必要がある。 気軽に出入りできるような環境にすることが重要だ。
 本年度の優良PTA文部科学大臣表彰に選ばれた南部小学校PTAの活動にそのヒントがあるのかもしれない。 同PTAの活動拠点は、 昨年度に2号棟の空き教室を利用してつくった 「PTAボランティアルーム」。 鍵はPTAが常に所持し、 自由に来校して利用できる。 児童とふれあう機会も設け、 PTAが主体となって読み聞かせなどを展開している。 中心となってPTA活動を行ってきた西端俊彦さんは 「親や地域が子どもと関わりながら楽しく活動することを心がけている」 という。
 保護者も運動会や発表会など何か理由があれば学校に行くことができる。 要するに学校に行く大義名分が必要で、 それをつくるのがPTAや学校の役目ではないだろうか。
 今月は学校開放月間。 各小中学校などでは保護者らが来校しやすいような取り組みを計画している。 まずはこの機会に学校に足を運び、 子どもたちの授業の様子を見学してみてはどうだろう。(雄)

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