美浜町議会で中学生が一般質問

 美浜町議会で31日、松洋中学校の3年生が議員となって一般質問を行う子ども議会が開かれた。生徒たちは防災やいじめなど身近な問題に関して質問をぶつけ、森下誠史町長らが本物の本会議同様、中学生議員に対して丁寧に答弁。町内の工事については「(進み具合が)少し遅くないか」と批判を込め、いじめの対応では舌鋒(ぜっぽう)鋭く、具体的な説明を求めて再質問を行う生徒もいた。
 まちづくりに対する中学生の視点からの意見を聞き、生徒たちに地方議会の仕組み、流れを知ってもらうことなどを目的に、美浜町では初めての試み。3年生2クラスの計68人が参加、2回に分けて各クラス16人ずつが議員となり、2人一組で16項目の一般質問が行われた。
 1組の碓井優希君は半年前に取り壊された浜ノ瀬―田井間の西川大橋の架け替え工事を取り上げ、「あの橋がないと、浜ノ瀬から御坊へ行くには遠回りをしなければならず、とても不便です。工事は来年の祭りのころになっても終わらないと聞きましたが、1年半あればスカイツリーだって330㍍は出来ます。少し遅くないですか」と批判を込めて質問。これに対して森下町長は、工事は県が平成22年度から事業化、3年目を迎え、完成予定は25年12月であることを報告。さらに、雨の多い夏場は洪水等の危険を避け、川の形態が変わるような工事は雨の少ない冬場に集中して行う河川土木工事の基本的な進め方を説明し、「ご不便をおかけするが、いましばらくご協力をお願いします」と理解を求めた。
 2組の山田梨乃さんは災害・防災対策に関して、津波からすべての住民が避難できるよう、町内各地に十分な高さの避難所を作ることが必要だと主張。さらにコンビを組んだ望月茉友さんが一時避難場所へのライフジャケットの配備計画、避難タワー等への長時間滞在機能の整備について再質問、再々質問を行った。
 ほか、2組の福田翔君は出口和雄教育長にいじめ問題の対応をただし、「保護者と連携しながら、暴行や恐喝といった実態が分かれば、厳しく対処せざるを得ません」との答弁に、「厳しい対処とはどういうことですか」と具体的な説明を求めて再質問。「犯罪につながる場合は警察や補導センターと連携することになります」との答弁を引き出した。

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