月1回の発表の場

 由良町商工会青年部(花岡孝司部長)は本年度から月1回の定期的な会合で、自分の仕事についてプレゼンテーションしたり、さまざまなことを発表する機会を設けているという。当番の部員が10分から20分程度、他の部員に話をし、ざっくばらんに質疑なども行う。お互いをよく知ることでチームワークを持って地域活性化、スキルアップ、福祉増進、観光PR、特産品開発などの取り組みに臨んでいけるようになるなどの効果のほか、自分の順番が回ってくる前にはそれなりの準備も必要なため、あらためて自身を見つめ直す機会にもなっている様子。まだ始まって半年ほどの試みだが、積極性が出てきたり人前でしゃべる力がついたりし、組織の活性化に役立っているようだ。先日、由良中学校で部員2人が1年生を対象に「出前授業」を行ったが、とても分かりやすい内容。建具づくりの体験を交えたりと趣向も凝らした授業で、これまでの活動を生かして先生役を十分に果たせていたと思う。
 由良町は美浜町や日高町に近い人口規模だが、以前は町内に3中学校あった。青年部事務局に話を聞くと、同い年、または学年が近くても学校が違うと、同じ町内に住んでいてもよく知らないといったケースがあり、大人になって青年部に入って活動を始めるにしてもコミュニケーションがスムーズに図れるようになるまで時間がかかるなどのロスが大きかったという。たった月1回の発表の時間だが、その問題の解消にもつながっている。
 社会には組織はいくらでもあるが、ただ集まってもメリットはない。停滞、マンネリ気味の組織があるなら、一から青年部のような機会を設けてみると、元気付くきっかけにもなると思う。     (賀)

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