未来の甲子園球児に熱視線

 最近、学童野球大会の決勝を3回取材した。A級ではなく、B級とC級。学童野球は、中学高校の野球とは違って信じられないプレーが多く、B級やC級となればなおさら。ラグビーかと思うほどの大量スコアになることも。さまざまな選手がいて、みんな白球を追うのに一生懸命。試合の行方も興味あるが、そんなちびっ子球児の姿を見るのが楽しい。
 筆者も少年時代、美浜町のチームに所属。残念ながら筆者の時代はB・C級はなく、よほど上手か上級生が引退するまで試合に出られず、打撃も守備練習もほんの少し。来る日も来る日もボール拾いで、せいぜいティー打撃が思う存分にできるくらい。それはそれで野球もチームメートも好きなので楽しいのだが、とにかくたくさん打撃練習をしたかったし、試合にも出場したかった。当時、町内で4年生以下の大会があり、活躍した覚えがある。一度だけ4・5年生だけでチームを組んで郡規模の大会に出場し、強豪を相手に喰らいついた。どれもこれもいい思い出で、B・C級の大会があるいまの時代が本当にうらやましい。
 8日から阪神甲子園球場で第94回全国高校野球選手権大会が開幕する。県からは史上初となる8年連続で智弁和歌山が出場、地元からも2選手がベンチ入り。センバツ大会覇者の大阪代表、大阪桐蔭にも地元出身の選手がいる。連日、ロンドン五輪の話題で持ち切りだが、高校球児の白熱ゲームと地元選手のプレーにも注目。高校球児の憧れの舞台に立つ選手たちにも、持っているグラブがとても大きく見える、おぼこい時代があったはず。明日の甲子園球児が誕生することを期待しながら、これからもカメラ越しにちびっ子球児のプレーに熱視線を送りたい。   (昌)

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