日高からオリンピック選手を

 4年に一度のスポーツの祭典、オリンピックがいよいよきょう27日(日本時間28日)から開幕する。といってもすでに女子サッカーは始まっており、我らがなでしこジャパンは早速の試合で見事カナダを撃破。ワールドカップに続いて2連覇へ幸先のよいスタートを切った。オリンピックは「参加することに意義がある」と昔から言われているが、世の中の関心はやはり誰が、どれだけメダルを獲得できるか。もちろん競技者本人が血のにじむような努力を重ね、高みを目指しているのだから、参加することだけに意義を見いだす時代ではないだろう。恐ろしいまでのプレッシャーの中で、いかに自分を磨き力を発揮できるか、アスリートの究極の楽しみであるのかもしれない。
 それにしてもロンドンオリンピックでは県内の選手が9人も出場している。同じ和歌山県人として誇りに思う。中でも注目すべきは、9人のうち半数以上の5人が和歌山北高出身であるということ。一部報道によれば、ロンドンオリンピック出場選手を最も多く輩出した高校は埼玉栄の8人で、和歌山北は青森山田の6人に次ぐ3位、県立高校ではトップになるといわれている。どのような教育環境なのか、単純に興味がわいてくる。
 インターネットで少し調べると、教育理念に「伸びようとする者、伸びようとするところを伸ばす教育」などとあった。選手本人のやる気はもちろん、それをいかに引き出すか。教育環境を整えるというより、本人と指導者の志の高さなのかもしれない。一人の親として、参考にしたいものだ。日高地方からもオリンピック選手が育ってほしい、と勝手に願う4年に一度の今日この頃である。   (片)

関連記事

フォトニュース

  1. コロナに負けるな!

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 乳飲み子抱え上海から引き揚げ 御坊市島に暮らす98歳の嘉美(よしみ)さんは、1921年(大正1…
  2. 34年前、活字にならなかった一冊の本 活字の本として出版されることのなかった、一冊の戦争体験集…
  3. 船団護衛の海防艦で南方へ 1923年(大正12)8月19日、夏目英一さん(95)は日高郡旧野口…
  4. 千人針と250人分の寄せ書き発見 「あれ、これは何やろ」 1999年(平成11)8月、母の薫(か…
  5. 飛行兵志願も母が反対 小瀬輔造さん(89)は1930年(昭和5)1月7日、日高川町…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  「バイバイ、ブラックバード」を読むと、原典に当たる太宰治の「グッド・バイ」が読みたくなったので、文…
  2.  作者の生まれは明治18年。明治45年に執筆され、初版は大正10年とかなり古いですが、繊細な描写が特…
  3.  6月19日は桜桃忌。芥川龍之介の河童忌、司馬遼太郎の菜の花忌ほど有名ではありませんが、太宰治の命日…
  4.  銀行に7年間勤務した経験を持ち、「半沢直樹」「陸王」「ルーズヴェルト・ゲーム」など人気ドラマの原作…
  5.  幅が狭く、カーブが続き、前から車がくればすれ違うこともできず、一つ間違えば谷底に転落してしまう…。…
ページ上部へ戻る