お化けなんてうっとうしい?

 梅雨が明け、連日、猛暑が続いている。高校野球、海水浴、花火など、紙面には夏のキーワードが躍り、子どもたちには楽しい夏休みもスタートした。夏といえばお化けや心霊現象など「怪談」も季語の1つで、弊紙のホームページでも怪談特集を開設した。皆さまからの身も凍るような恐怖体験、不思議な話の投稿をお待ちしています。
 霊感も霊的な体験もまったくない人には信じがたいが、軽いノリで聞いてみれば、身近にもけっこういる。というのは、周りの人に見えないものが「見える」人。聞けば、そういう人はそれが見えても恐怖はないようで、「あ、またおるわ」程度のよう。怖いというより、うっとうしいだけで、実際、見える人が女性とホテルへ行った際、部屋にあきらかにお化けが出たが、無視して所期の目的を達成したという話も聞いたことがある。
 お化けも、怖がってもらえなければ出た甲斐がないというもの。しょっちゅう出たり、いつも同じネタでは、えらいもんで相手も慣れっこになってしまう。相手の機嫌が悪いときや忙しいときに出たりすると、「うるさい、あっちいけ」と、すげない態度をとられることもあるだろう。お化けの側も空気を読み、それなりに手を変え品を変え、飽きられない努力が必要だ。
 そう考えると、お化けとはさみしがり屋の子どもか、売れない芸人のようなもので、現実の世界の隣人の方がずっと怖い。暑い夏、ついイライラしてしまいがちだが、対人関係はなるべく穏やかに。また、万一、お化けが出たときは、悲鳴を上げたり大げさなリアクションはとらないように注意を。まぬけなお化けがウケたと思い、調子にのってしまうかも。
       (静)

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