印南の農家民泊発展に期待

 先日、印南町に田辺市新庄第2小学校の5年生31人が1泊2日の民泊体験に訪れた。県の農山漁村交流活性化支援事業で、印南町の民泊グループ「いなみかえるの宿」(庄田登紀美会長)が受け入れた。メンバーの各家庭で夕食や農作物の収穫を楽しんだほか、漁船クルージング、ウッドバーニング、フラワーアートなどを体験。参加した子どもたちは笑顔いっぱいだった。民泊は、4月と5月に台湾の学生を受け入れておりことしに入ってすでに3回目で、今後も8月、10月に予定しており、どんどん活発化してきている。
 正直なところ、わざわざ台湾から来たからにはもっと都会に行きたかったのではなどと思ったが、実際はそんなことはなかったようで、台湾の中学生の中には泣いて別れを惜しむ子もいたというくらい。新庄第2小の児童からも「もう1泊したい」などと好評だったようで、各家庭で温かいもてなしを受けたのだろう。印南には海、山、川と自然がたくさんある上、ぶどう狩りやゴルフ、乗馬など田舎体験以上の体験ができることも大きな魅力になっているのだろう。
 民泊では、県の補助金として1人受け入れにつき数千円が支払われたが、お金がもらえることを知らなかったメンバーがいたくらいで、いまはボランティアの意識が強いのだろう。それはそれでよいことだと思うが、メンバーのモチベーションを維持するとともに将来長く続けていくためにはある程度のビジネス性も必要になってくるだろう。今後、ターゲットを大人に拡大したり、農家レストランの設置、遊休農地のレンタルなどさまざまな可能性を秘めている印南の民泊。今後の発展に期待したい。    (城)

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