大雨にケースバイケースの対応

 11日から日高地方でも梅雨末期の大雨。ときおりバケツをひっくり返したようなどしゃ降りとなったが、12日朝の日高川の様子をみても濁ってはいるもののそれほど増水はしていない。昨年9月の台風12号に伴う継続的な大雨がいかにすごかったかが思い返される。
 それにしても幾度となく、深夜にけたたましいサイレンとともに椿山ダムから放流があるとの町内放送があった。こういうことを言うとしかられるだろうが、はっきりいってやかましいし、眠れない。台風12号の被災者の不安があおられているような気もする。何かケースバイケースの対応ができないのだろうか。
 例えば日高川の水位がまだ低いときには、河原でキャンプや釣りをしている人もいるだろうから避難を呼びかけるためサイレンや放送は当然必要。しかし、昨晩のように大雨が降ってある程度水位が上がってしまえば河原に入るような命知らずの人もいないのではないだろうか。そんな中で、そんなに水位が上昇するわけでもない数百㌧を放流するたびにいちいち放送は必要なのか。よほど大量に放流したり、水位が一気に上昇または流域に被害の恐れがあるときに再びサイレンや放送をすればいいのではとも思う。
 とはいうものの放流のマニュアルに基づいてサイレンや放送をしている。もし、「放送がなかったから何か事故に遭った」なんてことになれば責任は重く、現実的には機械的な対応をせざるを得ない。しかし、台風12号や東日本大震災でも分かるように、ケースバイケースの対応も必要なのは間違いない。一番いいのはこのケースバイケースをも想定の中に入れることではあるが…。 (吉)

関連記事

フォトニュース

  1. 渓流の女王 アマゴ解禁

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

Twitter

書籍レビュー

  1.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  2.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  3.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  4.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  5.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
ページ上部へ戻る