大雨にケースバイケースの対応

 11日から日高地方でも梅雨末期の大雨。ときおりバケツをひっくり返したようなどしゃ降りとなったが、12日朝の日高川の様子をみても濁ってはいるもののそれほど増水はしていない。昨年9月の台風12号に伴う継続的な大雨がいかにすごかったかが思い返される。
 それにしても幾度となく、深夜にけたたましいサイレンとともに椿山ダムから放流があるとの町内放送があった。こういうことを言うとしかられるだろうが、はっきりいってやかましいし、眠れない。台風12号の被災者の不安があおられているような気もする。何かケースバイケースの対応ができないのだろうか。
 例えば日高川の水位がまだ低いときには、河原でキャンプや釣りをしている人もいるだろうから避難を呼びかけるためサイレンや放送は当然必要。しかし、昨晩のように大雨が降ってある程度水位が上がってしまえば河原に入るような命知らずの人もいないのではないだろうか。そんな中で、そんなに水位が上昇するわけでもない数百㌧を放流するたびにいちいち放送は必要なのか。よほど大量に放流したり、水位が一気に上昇または流域に被害の恐れがあるときに再びサイレンや放送をすればいいのではとも思う。
 とはいうものの放流のマニュアルに基づいてサイレンや放送をしている。もし、「放送がなかったから何か事故に遭った」なんてことになれば責任は重く、現実的には機械的な対応をせざるを得ない。しかし、台風12号や東日本大震災でも分かるように、ケースバイケースの対応も必要なのは間違いない。一番いいのはこのケースバイケースをも想定の中に入れることではあるが…。 (吉)

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