陸自水際地雷訓練 反対派が県に署名提出

 陸上自衛隊和歌山駐屯地が計画している水際障害 (地雷) 訓練に関し、 反対運動を展開している美浜町軍事パレード・水際地雷訓練反対連絡会は2日、 日高振興局に仁坂吉伸知事あての2032人分の署名を提出した。 仁坂知事はすでに訓練海域等の使用を許可、 今夏の訓練は6日からスタートすることが決まっているが、 同連絡会は 「町との協定内容に不備がある」 と抗議の声を強めている。
 反対連絡会は、県に煙樹ケ浜の海浜地の使用を許可しないことを求め、先月3日から市内のスーパーや湯浅町でのイベントで署名運動を展開。当初は7月末までに1万人分を目標とし、8月に提出する予定だった。しかし、仁坂知事は5月31日付の美浜町と駐屯地による訓練実施に関する協定の締結を受け、6月19日付で煙樹ケ浜の海域等(県立自然公園内)の訓練使用を許可。今夏の訓練は6日からスタートすることが決まっている。
 2日、日高振興局を訪れたのは、反対連絡会代表を務める谷口幸男九条の会美浜代表(78)と事務局の3人。建設部用地管理課の職員に「知事はすでに使用を許可しているが、(訓練を実施しないでほしいという)われわれの思い、趣旨は変わらない」とし、第1弾の署名を手渡した。
 連絡会のメンバーは「美浜の前の町長は、『模擬訓練で見せた内容以外は一切行わない。訓練実施が本決まりとなる前提において、その点の約束を明記した協定書を取り交わしたい』と議会答弁していたが、今回締結された協定にはそれが一切盛り込まれていない」と指摘。「現に今度の訓練の陸上部の作業では、模擬訓練ではなかった武装(実弾を装填しない銃の携行等)を行うという。これはあきらかな約束違反、ほかにもいろんな面でエスカレートする恐れがある」と話し、今後、来年の訓練の中止に向けた新たな署名運動も検討していくという。

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