梅雨本番、防災対策の確認を

先週末から梅雨前線が活発化、19日には台風4号が紀伊半島に上陸し、日高地方も荒れた天候となった。
 思い返せば、先週の半ばまでは、田植えシーズンを迎える中、降水量の少なさから一部地域で農業用水が不足する事態。用水路へは日割りによる緊急通水となっていたため、先週末の雨は恵みの雨となった。雨はすべての命の源。時には風流でわびさびさえも感じるが、県内各地で甚大な被害をもたらした昨秋の台風12号以来、降雨に対して極端に恐怖を感じてしまう。
 梅雨入りを前に今月3日、日高川町の三百瀬区と李区で防災避難訓練が行われた。三百瀬区では区民ら約30人が参加。豪雨によって大雨洪水警報、町が避難勧告を発令したという設定で、住民が素早い行動で公民館に避難。各班長が身元を確認するなど本番さながらで、その後の学習会では区民から課題や反省点なども挙げられた。一刻を争う災害時において、実際に身をもって訓練しておくのとしておかないのとでは大きな差が出ることは言うまでもなく、地域が抱える課題を区民が共有し、頭に入れておくだけでも万一のときに行動は違ってくる。本当にいい取り組みだ。
 台風一過とはならず、今週いっぱいはぐずついた空模様。台風5号も接近してきている。引き続き浸水や川の氾濫、土砂災害への警戒が必要だ。さて筆者は美浜町の住民。大雨時は公民館に逃げようか、高い土地にある自宅待機が安全か。地震の場合は、津波が怖いので海岸方面にある公民館でなく、西山へ一目散。あれこれ考えてはいるが、訓練に参加したことはなく、防災対策も地域情報も乏しいことに反省。皆さんも梅雨入りを機会に徹底した防災対策の確認と見直しを。     (昌)

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