由良の旧中学校でサロンオープン

 由良町神谷の旧白崎中学校に25日、喫茶サロン「かさね山」(中口恵里代表)がオープンした。地元のボランティアが中心になって毎月25日に開設。町内外問わず子どもからお年寄りまで誰でも参加できるという運営方式で、平成21年3月末で閉校となった学校施設の有効活用、地域の活性化、住民同士の触れ合い、さらには町内外の人たちの交流も兼ねた一石四鳥の取り組み。初日はオープンと同時に満席となる30人以上が詰めかけ、活気に包まれていた。
 町社会福祉協議会の御影貞男会長、町住民福祉課の中井由起夫課長、神谷区の伊藤隆区長を来賓に迎えてのオープニングセレモニーでは、中口代表が「町内外から多くの方にお越しいただいて楽しく過ごしてもらいたいと思っています」とあいさつ。御影会長からは「神谷区のため、由良町のために頑張ってください」と祝辞が寄せられ、中井課長は「行政からではなく、自分たちからの盛り上がりで活動を始めたことは本当に意義がある。生きがいを持ってやっていただければ、心も体も元気になると思います」と期待を込めた。
 サロンは玄関を入って右隣の会議室に開設され、オープンの午前11時半前から多くの人が詰めかけた。参加者はうどん、ぜんざい、コーヒー、紅茶のメニュー(いずれも1品200円)から選んで注文、飲食し、ボランティアスタッフの笑顔のおもてなしを受けて歓談を楽しむなど和気あいあいとした時間を過ごしていた。吹井から友達と2人で来たという浅野一美さん(78)も「人の輪に入るのが好きなので、こういうにぎやかな場は本当にいいですね。また来たいと思います。ここで新しい友達を作れれば」と楽しそうだった。
 ボランティアスタッフは神谷区の40代から70代の主婦ら15人。部屋は無償で借り受け、室内には6人掛けの4テーブル、5人掛けのソファーを備えて最大30人程度まで利用できる。中口代表は「今後はメニューも追加し、地域をPRできるものも提供していければ」と意欲を見せている。開設時間は毎回午前11時半から午後3時まで。
 日高地方の各市町にもサロンはあるが、地域住民やお年寄りを対象にしたところが多く、かさね山のような運営は珍しい。かさね山サロンへの参加に予約はいらないが、団体の場合は問い合わせが必要。連絡先は中口代表℡65-3084。

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