まちの将来考え清き一票

 新人山本勝也氏と現職柏木征夫氏がそれぞれ出馬表明してから2カ月余り。長かったようで短いような市長選もいよいよきょう27日に有権者の審判が下る。それにしても有権者の低調ムードは一体何なのだろうか。
 頑張っている両陣営には申し訳ないが、「別にどっちでもいいんと違うか」「投票にいかなくてもどうせ現職が勝つんやろ」などのほか、「選挙らやってるんかい」という声まで耳にする。しかし、いうまでもなく投票は有権者1人1人の権利と義務。投票率はどれだけ市民がまちのことを考えているのか、政治的関心が高いのかを探るバロメーターともいえる。大きな争点がないため関心を集めにくいのかもしれないが、低迷するようならば御坊の将来に不安すら感じる。有権者にはぜひ清き一票を投じていただきたい。
 半面、どの選挙でもいわれることだが、投票率が低迷する要因の一つに、候補者やその政策に魅力がないことが挙げられる。今回の市長選の投票率がまだどうなるのか分からないが、仮に50%を割り込み、有権者2人に1人しか投票にいっていないような結果になれば、この選挙とは…。法定得票数さえ超えていれば当選は有効だが、そんな中での当選者は、果たして市民から本当に信任を得たといえるのだろうか。いずれにしても、見事当選を果たした候補者には、市民にもっと政治に目を向けさせ、投票にいきたくなるような政策を行ってほしいものだ。
 防災対策、雇用の場の確保、人口減少に歯止め、商店街の活性化、観光推進など市の課題はたくさん残されている。首長をリーダーに市民もいっしょになって歩むまちづくりを期待している。      (吉)

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