銘柄ポークコンテで紀州うめぶたが優秀賞

 みなべ町晩稲の梅加工業、 ㈱紀州ほそ川 (細川清社長) が開発した梅酢加工品 「紀州梅そだち」 配合の飼料で育てた豚 「紀州うめぶた」 が、 食肉産業展2012の 「第10回銘柄ポーク好感度コンテスト」 で優秀賞を受賞した。 2位に当たる賞で、 全国のブランド豚の中でも見た目、 食感、 味とも高い評価を受けた。 同社では 「新たなブランドとしてPRしていきたい」 と話し、 一層の消費拡大を図っていく。
 梅そだち (梅BX70) は、 梅干しを生産する過程で発生する梅酢から製造。 すでに鶏や養殖マダイの飼料として活用しており、 ブランド商品 「紀州うめどり」 「紀州うめたまご」 「紀州マダイ」 として好評を得ている。 一昨年8月からは和歌山市などの養豚業者と協力して豚の飼育もスタート。 約7カ月かけて体重200㌔ほどに育て、 現在は 「紀州うめぶた」 のブランド名で月に60~70頭を出荷している。 クエン酸やポリフェノールなど梅の成分が多く含まれた 「梅そだち」 を与えた豚には獣くささが少なく、 脂に甘みのある良質な肉に仕上がっている。
 ポークコンテストは全国から多くの申し込みがあったなか、 今回は飼育方法や資料に特徴のある選りすぐりの10銘柄が出品された。 審査は、 ショーケースに陳列した右肩ロース断面の 「見た目」、 事前に銘柄を知らせずロースのスライスをホットプレートで焼き、 「食感 (歯ごたえ)」 「食味 (味覚・風味)」 を試食して判断する方法で実施。 紀州うめぶたは 「見た目」 でトップ、 総合評価で2位となった。 1位はJAあいち経済連の 「みかわポーク」 だった。
 今回の優秀賞獲得を受け、 紀州ほそ川、 食肉販売の㈱サンフレックス (和歌山市、 藤田哲夫代表)、 うめぶたの生産者で 「紀州うめぶた協議会」 を17日に発足。 藤田代表が会長、 細川社長が副会長に就任した。 ほそ川では 「自分たちが育てた豚肉はどのような評価なのか知りたくて出品しましたが、 全国の有名ブランドが集まった中で優秀賞を獲得できて本当にうれしい。 梅酢のすごさをあらためて認識することができた」 と大喜び。 「これからは飼育頭数をもっと増やし、 県の新しいブランドとして売り込み消費を拡大していきたいし、 ほかにも応用できないか検討したい」 と話している。

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