ことしの青梅生産量見込みは前年比67%

 県内の梅生産者関係者と全国の市場関係者らが平成24年産の青梅について情報交換する販売協議会 (県農主催) が10日に田辺市内のホテルで開かれ、 県農はことしの状況について 「生産予想量は前年比67%の見込み。 ことしはかなり少ないことを踏まえたうえで販売してもらいたい」 と市場関係者らに報告した。 主産地のみなべいなみ農協管内でも 「生産予想量は前年の66%」 と説明した。
 販売会議は毎年、 梅の収穫前に開かれており、 ことしは県内の生産関係者と全国の市場関係者ら計約120人が出席。 県農らが梅の生育状況などについて説明した。
 着果については 「開花期間中の気象条件が悪かったため、 十分な受粉ができていなかったとみられる」 とし、 「4月24日に日高地方で行った調査では、 南高の着果数は前年や平年と比べていずれも53%だった。 西牟婁地方でも南高で前年比58%、 平年比64%とかなり低い数字となった」 と述べた。 県内の品種別の生産予想量では 「今後の気象変化や生理落果などにより大きく左右される」 としながらも、 「南高が3万3356㌧ (前年比66%)、 古城が968㌧ (同75%)、 小梅が1022㌧ (同84%)、 その他大梅が1049㌧ (同79%)」 と報告。 みなべいなみ農協管内でも、 主力商品の南高が1万4800㌧ (同66%)、 古城が122㌧ (同68%)、 小梅が42㌧ (同84%) としている。 全国主産地17県でも前年の82%とみている。 果実肥大については 「これまでは遅れていたが、 回復傾向にある。 平年より1週間程度遅れているものの、 前年並みに追いついた」と述べた。
 販売会議では県農の中家徹副会長が 「ことしは収量が減るという予想。生産地、消費地でも販売に関して先が見通せず、特異なシーズンになるかもしれない」とあいさつした。販売について産地からは 「できるだけ多く出荷できるように努力するが、ことしは量がかなり少なくなることを認識したうえで販売してもらいたい」と市場に要望。みなべいなみ農協は梅の出荷時期について「小梅は5月21日から、古城は同月25日からで、南高は時期は未定だが6月上旬からになる」と説明した。

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