通学路の安全点検を

 京都府亀岡市で登校中の小学生らの列に車が突っ込み、大人と子供10人が死傷する痛ましい事故が起こったばかりだが、今度は千葉県でも登校中の児童の列に車が突っ込み、子どもの命が奪われてしまった。同じ年頃の子どもを持つ親として胸が痛い。亀岡のケースは無免許で居眠り運転なので情状酌量の余地はなく、危険運転致死傷罪が適用されてしかるべき行為だ。千葉県のケースは前をよく見ていなかった可能性があるようで、わずかな不注意が重大な事態を引き起こす。ハンドルを握る者は誰しも危険と隣り合わせということを再認識しなければ、との思いを強くした。
 亀岡市の事故では通学路の危険性を訴える声が以前から上がっていたという報道があった。ほかに通学路に適した道があったのか分からないので何ともいえないが、このような重大な事故が起こってしまった以上、指摘されて当然だろう。どんなことをしても100%の安全保障はないのだろうが、限りなく100%に近づけるのが行政や学校、地域、われわれ保護者の責任である。車が通行する通学路に歩道やガードレールを設置してほしい、保護者としては当然の要望である。
 全国的にはすでに、通学路の安全点検が広がっている。ただ、車や人通りの少ない路地は防犯面での危険が指摘される。地域の道路事情により、どうしても危険な場所があるのも仕方なく、解消するには道路を改良するか、通学バスを運行させるか、保護者が毎日送り迎えするしかないのが現状だろう。そんな中でよりよい対策を導き出すのは難しい部分もあるが、まずは現状を把握し、何が最善の策なのか検討するのは各教育委員会の喫緊の課題である。何か起こってからでは遅い。 (片)

関連記事

フォトニュース

  1. 涼しげでいいですね

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  2. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  3. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  4. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…
  5. B29へ決死の体当たり 欧州で第2次世界大戦が始まったのを受け、米軍は1939年(昭和14)11月…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  ホラー、怪談、恐怖小説、怪奇小説、スリラーなどいろいろ類語はありますが、私はやっぱり日本古来の怪談…
  2.  代表作の「青の炎」や「悪の教典」で今や誰もが知っている人気のホラー作家貴志祐介。デビューから1年目…
  3.  ひとりかくれんぼとは、もともと関西・四国地方において、「コックリさん」と共によく知られる遊びであっ…
  4.  「悪人」「怒り」等、多くの作品が映画化されている吉田修一。最新の映画化作品は藤原竜也、竹内涼真ら出…
  5.  週刊少年ジャンプに連載中の漫画「Dr.STONE(ドクターストーン)」を紹介します。  …
ページ上部へ戻る