限界の時こそ飛躍の時

 由良町出身の陸上長距離選手、浜野健さん(37)が3月末で15年在籍したトヨタ自動車を退社し、岐阜県・中京学院大学の女子陸上部監督に就任する。浜野さんはブログで「自分の走りを追求していくステージから選手を育てていくステージへと変わります。一からのスタートですが、今まで走ってきた経験を生かしたい」と抱負。今後の活躍にも期待し、応援したい。
 浜野さんは旧白崎中学校時代に陸上長距離を始め、日高高校を経て順天堂大学へ。箱根駅伝に出場し、途中棄権したことがある。それから2年後に区間新記録をマーク。3年前に白崎中の閉校記念行事で「もう走るのをやめようと落ち込みもしたが、失敗からはい上がり結果を出すことができた。失敗があっての今」と話していた。最近は毎年、市町村対抗ジュニア駅伝競走大会へ向けた地元選手団を激励。あきらめないことの大切さを語っていた。
 そんな浜野さんは言うまでもないが、実業団でも駅伝、マラソンで活躍。筆者が知っているのは自らを「おっさん」と言うベテランになってからで、よく「自分の限界に挑戦」と言っていた覚えがある。2009年に日本選手権1万㍍で5位となり、駅伝では都道府県駅伝やニューイヤー駅伝で区間上位の好成績。浜野さんの好きな言葉に「限界の時こそ、飛躍の時」があり、限界ぎりぎりでもうだめだと思った時こそ、いろんなイマジネーションを働かせることで乗り越え、さらに大きい自分になれ、新しい自分に出会えるという。活躍に裏打ちされ、とても感銘を受ける言葉。人生において、だれもが岐路、ピンチに立つが、そんなときに思い出したい。あらためて浜野さんの新天地での活躍を祈る。    (笑)

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