中村さんが26年ぶりに句集発刊

 御坊市湯川町財部、 俳句結社 「海程」 同人の中村ヨシオ (本名・義男) さん (75) は、26年ぶりに3冊目の句集 「天田屋文ヱ門」 (東京四季出版、 定価2600円)を発刊した。
 中村さんの句歴は50年以上。 「海程」 主宰者で現代俳句協会名誉会長の金子兜太氏に師事しており、 今回の句集の題字は金子氏の揮毫による。 200年以上続く老舗のみそ店、 天田屋9代目店主でもある中村さんは、 江戸後期の文化5年 (1808年) に同店を創業した初代の名を取って題名をつけた。「つばくらめようこそ正面玄関へ」 「蛾の影だが蛾のように実にぺったんこ」「鹿の瞳のずーっと奥の君に会う」「日常の煮詰まっている布団かな」 など、 型にとらわれない自由で力強い作風の279句を収録。 「田舎味噌屋でよしと打水ワイルドに」 「燕来る味噌踏む業を祖先より」 など、 家業を詠んだ句も多い。
 中村さんは、 「ことしは 『海程』 が50周年を迎える節目の年であり、 また年齢を感じて、 いまのうちに作品をまとめておかなければとの思いにかられて出した句集です。 高校を卒業してからずっと働いている天田屋は自分のバックグラウンドであり、 原点でもあるとの思いで、 家業にちなんだ題をつけました。 生きた証というほどかっこよくはありませんが、 それくらいの心構えで取り組んでいます」 と話している。

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