市長選は継続VS変革の戦いへ

 さまざまなうわさや出馬、 擁立の動きが出ては消えていた市長選が、 ついに選挙戦に突入する。 島の新人男性 (51) が出馬するためで、 現職柏木征夫氏 (71) との一騎打ちが濃厚とみられている。
 柏木氏の市政を振り返ると、 住民サービスの低下を招かない行革の断行を進めてきたのが大きな功績だと思う。 派手な事業やパフォーマンスはないが、 厳しい財政状況で使える予算が限られている中、 年間予算を切り詰め、 職員も大幅に削減。 自らの給料もカットするなどでやり繰り上手な市長といえる。 そんな中も日高港への大型客船の誘致、 御坊工業団地への企業誘致、 第二火電中止に伴う財政交渉などでも手腕を発揮。 よくいえば自身の公約にもある 「安定」 した市政だといえ、 それがここ16年間の無投票につながったのだろう。
 しかし、 やはりよく耳にするのは多選やマンネリへの批判の声。 今回の新人男性も一つは無投票阻止が狙い。 さらに 「人口が減って若者が少なく元気がない。 何とか御坊を変えなアカン」 という思いからの出馬だ。 ここ数年は全国的に見ても自民党から民主党へ政権が交代したり、 日高地方でも選挙があれば首長が変わるなど、 変革ムードがあるのは確か。 昨年4月、 24年ぶりに選挙戦となった県議選市部では現職の圧勝で議席を守ったが、 今回の市長選ではどうなるのか注目したい。
 いずれにしても継続VS変革の戦いの構図になる。 選挙戦は支持者らにとって大変なことだと思うが、 まちの活性化を考えるならあってしかるべき。 有権者にとっても自分たちの住むまちについていま一度考え直すいい機会になると思う。    (吉)

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