合コンで地域活性化
- 2012/2/23
- 日高春秋
東日本大震災以降いままで結婚に興味がなかった独身女性が前向きになったと、さまざまなメディアで報じられている。震災がきっかけで長すぎた交際が結婚に至ったり、震災の時に連絡をくれたことで友だちが彼氏に変わったり、相手との絆を深めた人が多いという。結婚相手に求める条件も経済力より頼りがいを求める傾向。会社で出世する人や地位のある人はどんな時でも家族より会社、テレビドラマで見たような気がするが、いまや仕事はそこそこ、いざという時に家族を最優先する男性が好まれるという。
過去、結婚相手に求める条件が「3高」(高学歴・高収入・高身長)という時代があったそう。いまは「3平」(心の平穏・平均的な年収・平凡な容姿)がトレンド。そんななか「1995年生まれは生涯未婚率20%」と予想されているニュースを見た。そうなると出生児数はさらに減ると考えられ、ますます少子化が進む。
男女が新しい出会いを求めて集う合同コンパ。田舎では知り合いや友だちの友人がそろったり、体裁を気にしてあまり好まれないようだが、都会では大規模な「街コン」「メガ合コン」が開催されている。同じ地区の複数の飲食店が会場になり、数十~数百人の男女が会費を払って制限時間内に飲み歩きをしながら新たな出会いを楽しむ。日高地方でもお見合いや婚活パーティーが開かれているが、それの大規模発展版といえ、飲食店の利用による地域おこしと婚活支援の一石二鳥になるのではないだろうか。地域や職場のつながりが薄くなり、よくいたといわれる「世話焼きな人」が少なくなった時代。もっと自治体や各種団体、企業や店が合コンを仕掛けていっても面白い。 (笑)