サッカー環境の整備を

 失礼ながら1年前なら、せいぜい澤選手の名前が思い浮かぶぐらいだっただろう。筆者が無知だったということになるのだが、多くの人がそうだったのではないだろうか。それがいまや選手一人一人の動き、発する言葉が注目される。もちろんサッカー女子日本代表なでしこジャパンのこと。昨年のワールドカップで優勝という偉業を成し遂げたのだから当然のこと。注目されることはいいことで、選手にとって刺激になり、プラスになることの方が多いだろう。筆者も注目する側の一人として、ことしのロンドンオリンピックが楽しみで仕方がない。
 そのなでしこ、10日から13日まで、和歌山で初めて代表候補の合宿が行われ、取材に行くことができた。川澄奈穂美、宮間あや、大野忍ら世界で活躍した選手たちを間近で見ることができ、非常に親近感がわいた。いままで以上になでしこを知ることができ、好きになった。地方での合宿には、ファンの裾野を広げる意味合いも大きいと感じた。小中学生との触れ合いもあり、忘れられない思い出になっただろう。今後もファンあっての合宿を続けてほしい。
 和歌山合宿は、昨年の台風12号被災地を応援したいというサッカー協会の粋な計らいがあって実現した。今回の合宿を一過性に終わらせてほしくないのがサッカーファンとして望むこと。残念ながら、県内は芝生のサッカーグラウンドは少なく、日高地方にはない。サッカー先進地とはほど遠い環境である。再びなでしこが、男子日本代表が合宿に来てほしいのはファンの願い。今回の合宿をきっかけに、今度はサッカーに力を入れている県だから合宿地に選んだ、といわれるような環境づくりを望む。    (片)

関連記事

フォトニュース

  1. 鬼滅のアレも出るかも

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  2.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  3.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  4.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  5.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
ページ上部へ戻る