下川に監視カメラの設置を

 去る16日、下川で清掃活動を行っている御坊下川河川愛護会を取材にいった、まさにそのときだった。筆者が車で茶免橋上流付近を走っていたら、年配の女性が、下川に向かって白いビニール袋を勢いよく放り投げていた。悪びれた様子はなく、捨てたあとも平然と立ち去っていった。もちろんポイ捨て、不法投棄。思わず突撃しようと思ったが、距離が離れていたため見失ってしまった。
 下川が流れる寺内町は、観光地としてことしも新年早々から続々とツアーが組まれている。だから愛護会が美しい下川で観光客を出迎えようと、寒い冬の日に水に入ってゴミの撤去を行っているそのときに、一方ではゴミを捨てている。何とも嘆かわしいというか腹立たしいというか…。いったいどうすればポイ捨てがなくなるのか。これまでも看板の設置や回覧板などで啓発を行ってきたが、効果は薄い。対策としては下川沿いにフェンスを設置するというのもあるが、多額の費用がかかるため、財源の捻出が難しいし、景観の問題もあるようだ。
 そこで不法投棄の担当となる御坊保健所に対策はないのか問い合わせてみた。最初は「なかなか難しい」と答えるだけだったが、筆者が「監視カメラの設置はどうですか」と聞くと、担当者は「実は予算がどうなるか分からないが、24年度の新規事業で摘発を視野に入れて県内への設置を検討している」ということを教えてくれた。同じ地域住民を見張る監視カメラを仕掛けなければならないこと自体、情けない話だが、摘発するしないは別にして一定の抑止効果も期待できる。これはぜひ下川にも設置してもらいたい。地元区や市は早急に要望してはどうだろうか。     (吉)

関連記事

フォトニュース

  1. 傘差しや並進はせんといてね

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

Twitter

書籍レビュー

  1.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  2.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  3.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  4.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  5.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
ページ上部へ戻る