有権者の声を反映して
- 2012/1/17
- 日高春秋
24日告示、29日投開票の印南町長選。しばらく現職続投の無投票ムードが流れていたが、昨年末に新人が名乗りを上げ、一気に選挙モードに。投開票まであと2週間と迫り、2人の立候補予定者は激しい前哨戦を展開している。本紙では有権者の「100分の1アンケート」と題し、75人に独自のアンケートを実施。3回にわたり紹介してきた。
まず最初は関心度。印南の選挙は毎回85%を超える高い投票率を保っているだけあって、「関心あり」が77%。意外だったのは、若者層で「関心なし」が少なかったこと。4年前の前回では多く見られたが、現職が若いことも影響しているのか、投票率アップにも期待できそうだ。
2回目は「町長に必要なもの」を尋ねたところ、「人情」を抑えて「政策」がトップに選ばれた。3回目ではその「政策」でも特にどんなことをしてほしいかを尋ね、「高齢者福祉」「子育て」「若者定住」「雇用の確保」が上位を占めた。
アンケートをしていて思ったことは、皆さんが町についてよくしゃべってくれたこと。単に項目を選ぶだけでなく、現町政への不満や「こんなことをしてみてはどうか」という提案、具体的でなく漠然とした意見もあったが、町民全員が「印南をもっといい町にしよう」とする思いがひしひしと伝わった。有権者の1%という少ない人数ではあるが、予定者には町民の大切な意見としてぜひ反映していただきたいと思う。紙面ではアンケート結果を参考に、残る2週間で候補予定者の政策面を追及していく。最後に、家事や仕事中に手を止めてアンケートに協力していただいた皆さんに感謝したい。
(城)