冬道の運転には危険がいっぱい
- 2012/1/15
- 日高春秋
冬本番。連日寒い日が続いている。昨年末には日高川町の山間部で積雪。筆者はNHK連続テレビ小説「純ちゃんの応援歌」の舞台となった寒川まで車を走らせ、うっすらと白く染まった町並みを写真に収めた。読者の皆さんに本格的な冬到来と美しい雪化粧の模様を伝えたいとの思いとは裏腹に、これが嫌いな取材の一つ。過去に幾度となくヒヤリとした経験があるからだ。
幸い、昨年末のときは雪が積もっていたのは田畑や家屋の屋根、車のボンネットなどぐらいだったが、凍結路面や雪道には危険がいっぱい。筆者も、思わぬ方向にタイヤが滑ったり、ブレーキが利かなかったりして、前の車に接触しかけたり、あわや道路脇の畑へ落ちそうになったことも。視覚で分かる雪道に対し、凍結個所は見落とすこともあり、何年か前には通常通りに橋の上を走っているとタイヤがツルリ、センターラインどころか対向車線もはみ出してガードレールにぶつかりそうになったことがあった。
冬道の運転には十分な注意と知識が必要。筆者も恐ろしい経験から注意点を頭にたたき込み、慎重な運転を心がけているが、あらためて調べてみると、まず凍結路面で特に危険な場所は橋の上や坂道、交差点の手前、日陰。坂道は遠回りになって時間がかかっても避けるようにすることが一番安全。運転では急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドルなど「急」のつく操作は避けることが重要で、危険個所への進入やカーブ手前では十分に減速、車間距離もいつもよりあけることが大切。タイヤもスタッドレスを装着したり、チェーンも用意しておきたい。これらのことに注意して、読者の皆さんも冬道の運転には十分ご注意を。 (昌)