山積みの笑顔に福をもらう

 ことしの本紙新年特集号で、初めて「わが家の笑顔さん」のページを担当した。0歳から94歳まで、130人以上の笑顔が寄せられた◆あるマジシャンがテレビで「人がびっくりする顔を見る時ほど楽しいことはない」と言っていた。驚く瞬間、人はまったく無防備になっており、とりすました外面も何も吹っ飛んでしまう。その顔を見るとその人の飾らない内面に接したように思え、親しみが生まれるのかもしれない。笑い顔もそんな印象を人に与える。だれかの笑っている顔は人の心を和ませ、ほっとさせてくれる。子どもの無心な笑顔ならなおのこと。山積みの笑顔に触れて、福をもらったような気がした◆思いっきりの笑顔、はにかんだようなほほ笑み、兄弟で、姉妹で、親子で、背景に凝ったりドレスアップしたり、さまざまなパターンで工夫の凝らされた写真の数々。どれも撮影した人の愛情が感じられ、スペースの都合上仕方がないとはいえ選別するのは大変難しい作業である◆寄せられた多くの写真の中には、文字通りの「笑顔」ではない写真もある。それでも、幼い表情を捉えた1枚には見る者の頬をゆるませるものがある。大人にはできない、作為のまったくない顔だからだろうか。見る人が笑顔になれるという意味の「笑顔さん」といっていいかもしれない。新年号掲載分では文字通りの「笑顔」を優先せざるを得なかったのだが◆元日号に続く「笑顔さん」特集も現在製作中。何分スペースに限りがあり、1回で紹介しようとすると写真がとても小さくなってしまい、2回に分けざるを得ない。1月中にはすべて紹介できるので、もうしばらくお待ちください。  (里)

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