寺内町観光を目玉施策に

 先月23日に御坊商工会議所地域活性化委員会と中町1丁目商店街振興組合が実施した第1回寺内町ウォークの取材で筆者も一緒に歩いた。かれこれ取材で5、6回は歩いたが、あらためて寺内町には独特の心地よいレトロな雰囲気があるように思った。
 特に初めて見た造り酒屋「伊勢屋」の2階にある酒蔵には興味津々。いまは酒樽はなく、多分70坪くらいの広さだろうか、年季の入った柱やはりがむき出しになっており、古いものでありながら斬新でオシャレな風に感じた。以前訪れた古い町並みで知られる滋賀県近江八幡では民家や商家を利用して食事処にしていたが、この伊勢屋もカフェやレストランにしたら負けず劣らず、いやそれ以上の趣きがありそう。あと、印象的だったのは元宮通りにあった木造2階建ての洋館。いまは使われておらず、住居なのか何なのか分からないが、少し手を加えればレトロな土産物屋にもできそうだ。
 また、今回歩いて感じたのはポイントとなる場所に寺内町観光を推進する商工会議所地域活性化委員会が設置したベンチがあり、ちょっと休憩するには最適。少しずつ観光地らしくなってきたように思う。しかし、決定的に観光地として欠けているのが公衆トイレ、気軽に立ち寄れる食事処、本格的な土産物屋だろう。もちろんそれだけでなく、寺内町全体を観光地にするコーディネートというか計画も必要だ。しかし、これらを進めていくには予算のこともあり、活性化委員会の力だけでは難しい。民間旅行会社が企画する寺内町ツアーも増えて徐々に注目を集めつつある中、そろそろ行政が一つの目玉施策として寺内町観光を打ち出し、取り組んでいく時期に来たのではないだろうか。      (吉)

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