ロボットのまち一層の発展を

 日高地方でことしのトリを飾る最大級のイベント「きのくにロボットフェスティバル」が、クリスマスイヴの24日午前9時半から市立体育館で行われる。和高専が全国ロボコン大会で準優勝したのを機会に始まって5年目。毎回、有名企業ロボットのデモンストレーションや小・中学・高校生らのロボットコンテストなどが行われ、将来的な「ものづくり」を担う子どもたちに大きな夢と感動を与えている。
 ことしの目玉は独立行政法人産業技術総合研究所の女性型ロボット「未夢(みーむ)」。人間に近い外観を持ち、歩いたり、顔の表情を変えたり、声を出したりする。毎回、フェスティバルではいろんなロボットが出演しているが、そのたびに「写真で見るより、実際目で見るとやはりすごい」と衝撃を受ける。日本の科学技術の素晴らしさを実感し、将来への期待がわいてくるような思いだ。だから今回もぜひ多くの人に会場に足を運んでもらいたい。特に未夢については当初出演交渉が難航していたが、御坊商工会議所の吉田会頭と故川口正人専務が東京に幾度となく足を運び、出演にこぎつけた経緯があることも紹介しておきたい。
 そういったロボットフェスティバルは全国的に知名度が上がり、地域活性化にもつながっているが、このフェスティバルだけでは当初掲げていた「ロボットのまちづくり」というにはまだ弱い。例えば地元企業が新しいロボットを開発するとか、行政が街中に観光案内用のロボットを設置するとか、本格的にロボットのまちにするにはもっと何かをしなければならない。もともと、ロボットの土台がない地域だけに難しい面もあるが、せっかくここまできたのだから来年はさらなる発展を期待したい。
       (吉)

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