県内の農林水産業関係被害97億円に
- 2011/9/16
- 台風12号関連
台風12号の豪雨と強風による県内農林水産関係の被害額が、14日午後1時現在で総額97億7806万3000円に上ることが県のまとめで分かった。
被害の内訳は、 農作物等が8億8082万6000円、 畜産関係が4億8330万2000円、 農地・農業用施設が13億8100万円、 林業関係が64億2506万8000円、水産業関係が6億786万7000円。 前回発表の8日午後5時時点の集計では畜産関係の被害が出ておらず、 林業関係が一気に約59億円増え、水産業関係も10億円以上の増加となった。
農林水産総務課の発表によると、 被害額が突出している林業関係は、 林道の被害額が14億1348万円で、 市町村別では日高川町が7億3494万円と最高。 被害個所数も213カ所あり、 全体361カ所のうち約60%と群を抜いている。
水産業関係のうち水産物は串本町や那智勝浦町でマグロ (2478万3000円)、 有田川町でニシキゴイ (1億円) などの被害があり、 日高川町と白浜町では養殖のアユ、 アマゴの流出被害が合わせて1億4030万円 (70万尾) となっている。