夏休み、目的を持って

 先日、仕事で友人の家を訪ねると、真っ黒に日焼けした子どもが迎えてくれた。学校は夏休み、うらやましく思いながら、そろばんを見てあげたり、一緒に遊んだ。「宿題は終わったかな?」と聞くと「あと1つ」。最終日にもがいていた自分を思い返し、とても感心した。
 その夜、バスケ仲間の誘いで後輩たちが合宿をしている母校の高校におじゃま。新チームになって2カ月たつか、たたないか、2年生2人、1年生7人が汗を流していた。聞けば、10日から12日までの3日間。初日の夜でまだまだ余裕はありそう、練習試合を終えて主将は「しんどいっす」と言いながらも「秋の大会で1勝できるように頑張ります」と生き生きした顔をのぞかせていた。また、会社の先輩の息子さんは「きょう試合に出られなくて悔しい」。「まだまだこれから」、頑張ってほしいと思う。
 いまではなつかしい恒例の合宿。筆者が1年のときは旧美山村へ行った。朝、昼、夜バスケ漬けの1週間。いまと同じように先輩たちがやってきてはボロ負けし、せみの鳴き声より大きい先生の怒号が響いていたほか、マネジャーを中心に自分たちで作った「おいしい」とは言えない料理の記憶がある。2年のときは田辺商業高校(現・神島高校)へ。朝から浜で走り、海で泳いでからの練習。台風で1日練習が休みになったり、缶けりといった楽しい思い出も多く残っている。
 「夏休みは計画的に」。先生がよく言っていた気がする。この年になると「一日中寝ていてみたい」と思わないでもないが、やはり勉強、スポーツ、習い事、思いっ切り遊ぶもよし。もうすぐ盆で折り返し、子どもたちには何か目的を持って充実した長期休暇を送ってほしい。    (笑)

関連記事

フォトニュース

  1. この顔にピンときませんか

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  2.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  3.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  4.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
  5.  今回紹介するのは2005年に発行された推理小説家石持浅海の「君の望む死に方」。前作の「扉は閉ざされ…
ページ上部へ戻る