女子野球バックアップ

 県内初めてとなる日高川町和佐、国際開洋第二高校の女子硬式野球部が活動をスタートさせた。部員は5人。規定の10人に達せず全国高校女子硬式野球連盟の正式加盟は持ち越しとなったが、他校から選手を集めてくれば合同チームとして全国大会出場が認められ、1年目からの活躍に期待が集まる。
 野球取材を担当するようになって15年。最近は本当に女子選手の姿が目につく。特に学童野球では、主力としても活躍している。今季に入ってからは学童部野球日高支部春季大会覇者の湯川や、スポ少日高地方予選軟式野球準優勝の上南部にレギュラーがいて、男子に引けを取らないプレーを見せていた。
 競技を発展、振興させていくために欠かせないのが選手たちの受け皿。女子野球は中学校までは各学校の部活動でできても高校になるとその道が閉ざされてしまう。現在、全国連盟の加盟校は6校しかなく、近畿では福知山成美(京都)のみ。高校から親元を離れての野球留学では二の足を踏む人も多くなるだろうから、地元に新たに女子野球の機会が提供されるのは大いに歓迎すべきことだろう。
 全国連盟によると、昨年春から女子プロ野球リーグが始まったこともあって盛り上がってきており、近畿では新たに数校が創部へ向けて動き出しているという。まだ競技人口は約600人といわれる女子硬式野球。開洋二の部員集めも簡単にはいかないと思うが、入部してきた5人はすでに記事で紹介した通り熱いハートを持っており、野球王国和歌山に恥じない強豪へ向けての土台を築いていってくれるはず。野球を続けたい女子選手のためにも紙面でバックアップしていきたいし、地元も協力していってほしいと願う。    (賀)

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