名前を呼び合ういい関係

 昨晩、魚の小骨がのどにかかり、気になって仕方がなかった。気になりだすと、止まらない性分。先日、名前を呼ばれて「久しぶり~」と声をかけられたが、すぐに誰だか思い出せず、申し訳なさに加え、これも気になって仕方がなかった。言葉の意味や出来事であれば、携帯電話を使ってすぐにインターネット検索。分からないことはほぼないが、人の名前は、そうはいかない。
 
 由良町教育委員会が町内小中学校の職員に名札を作った。校長や教頭をはじめ教員だけでなく、事務員、用務員、学習支援員ら全員に配布。地域に開かれた学校づくり、地域住民らに親近感をもってもらい、かかわりを深めていこうとの狙いだそう。取材し、記事にしたところ、「いい取り組みやなあ」という声があった。以前、「自分の子どもが学校へ通っているときは分かったけど、今は先生の顔も名前も知らんわなあ」という話を聞いたことがある。また、小欄でも書いたが、名札が防犯に役立つという話もあり、賛否両論あるだろうが、学校と地域の交流が深まるきっかけになればいいことだと思う。
 
 筆者は取材先でなるべく役職ではなく、名前で話すよう心がけている。入社当初、「課長と呼ばれると距離を感じる」という話を聞いたからだ。逆に「新報さん」より名前で呼ばれる記者になろうとも思っている。本社では一部の取材を除いて腕章をしない。「うちは地方紙、顔が腕章がわり」と教えられ、今でもそうやって説明している。誰しも自分は知られていて当然と慢心してはならないのは当然。学校と地域だけでなく、あいさつに始まり、名前を呼び合い会話ができる、そんな関係を築いていこう。 (笑)

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