24年ぶりの戦いに大きな意義

 春らんまん、各地でサクラ満開の中、県議選市部にも有権者の審判が下った。得票数はどうであれ、結果は経験と実績を訴えた現職中村裕一さんの勝利。当然といえば当然で、6期23年間にもわたり議員活動を続けてきたのだから、負けるようでは一体いままで何をしてきたのかということである。また、本県では悲願の高速4車線化予算が廃止されるなど、与党民主党への不満も表れた格好だ。対する新人の斎藤麻希さんは地元出身者ではなく、地盤やきちんとした支援組織もない中での戦いにもかかわらず、善戦したと思う。これだけ体制派への反対票と新人への期待票があることも認識しなければならない。
 いずれにしても必死になって大変な思いをした両陣営には申し訳ないが、24年ぶりに選挙戦になったのはよかったと思う。有権者の中には中村さんの顔を新聞などで見たことはあるが、実際に会って話をするのは初めてという人もいるぐらいで、選挙戦を通じて地元県議がどんな人で、何をしているのかあらためて知ってもらえたはず。そういった意味では斎藤さんの出馬は大きな意義があったといえる。
 中村さんは選挙期間中にほぼ全戸の人と直接会って話をした。恐らくそこでいろんな意見や要望、指摘をもらったはず。やはり議員は有権者の声にしっかり耳を傾けることが始まりだと思う。そうすることでまた新たな御坊の課題も見えてきたのではないだろうか。そしてできることはきっちり実現していってもらいたい。有権者への感謝、議員としての責任と自覚を持って、御坊の発展のために一回りも二回りも大きな政治家に育っていってほしいと願う。 (吉)

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