南国の観光地を訪れて
- 2011/3/31
- 日高春秋
オーストラリア東方、 南太平洋にあるニューカレドニア。 フランスの海外領土で、 リゾート地として知られる。 面積は日本の四国ほど、 人口は約23万人。 美しいさんご礁や海をはじめとする豊かな自然に囲まれ、 フランス本土だけでなく日本、オーストラリア、アメリカなどからの観光客も多いという。
島の気候は熱帯。寒くないところでゆっくりくつろげそうだから、新婚旅行の行き先に選んだ。関空から約9時間のフライト。正午に出発して現地時間の午後11時ごろ(時差2時間)に到着、その日はホテルで寝るだけだったが、次の日からは天候にも恵まれ南国を満喫できた。
本土から船で約20分の沖合にぽっかりと浮かぶ小さな離島の水上コテージに2日間滞在した。澄み渡る海、広がる地平線と青い空。南国ムード満点で、事前にパンフレットや写真で見た通りだった。フランス語はまったく話せないが、英語なら通じるし、日本語でも最低限のことなら対応してくれる。マリンスポーツも楽しめた。
本土に戻ると、トヨタ、日産、マツダなどの日本車が目についた。物価が高かったのは少し痛いが、食事や安全面も問題なかった。日本人観光客も多く、道を歩いていると外国人が気さくに声をかけてくれ、信号のない大通りでは車が停車、横断させてもらえる。現地の人たちは陽気。数年前に中国へ行った際には観光どころではないと思ったが、まるで違った。
豊かな自然だけではなかったのが、いい旅行と思えた最大の理由。たまたま巡りがよかっただけかもしれないが、もう一度行ってみたい場所となった。観光地を目指すなら、見習うべきところは多いだろう。 (賀)