卒業に際しての感謝

 春のよき日に…。 1日に県立高校、 8日に市、 町立中学校で卒業式が行われた。 思えば昨年は紀央館と由良中で取材。 もう一年がたつ。 早いものだと、 つくづく感じる。
 そして、もうすぐ小学校。小学校の卒業式といえば河井酔茗の「ゆずり葉」という詩を思い出す。卒業してもう18年もたつので、いまはどうかわからないが、筆者の母校では卒業式で卒業生が一節ごとに朗読するのが定番だった。 確か教科書に載っていて、「子供たちよ。 これはゆずり葉の木です。このゆずり葉は新しい葉が出来ると入れ代わってふるい葉が落ちてしまうのです」という初めの部分を覚えている。当時は味わいも何もわからなかったが、もう30歳。 無償の愛と表現すればいいのか、何とも言えないよさがあり、卒業シーズンに、 ぜひ親子で読んでもらいたい。
 先日、 担当町の小学校を訪ね、 今月末で定年退職を迎える校長先生と話した。 取材の依頼で 「心に光る歌はありますか」 と尋ねてみると、 「いきものがかりの 『ありがとう』 やな。卒業式で児童がうたうんや」と満面の笑み。「新聞はこらえてな」との言葉は取材の依頼を断られただけと勝手にとらえ、叱られるかもしれないが、 続きとともに小欄へ載せさせていただく。
 校長先生は教師生活を振り返り、 「わりとやりたいようにやらせてもらった。もちろん子どものことを考えてやけど、周囲には迷惑をかけたかと思う。だから、ありがとう。ほんま、その言葉に尽きる」と話した。 あらためて感謝の気持ちの大切さを教わった気がする。未来をつくり、 譲る親、 そして譲られる子どもたち。 卒業に際して 「ありがとう」 を大切にし、新たなスタートラインに立ってほしいと思う。     (笑)

関連記事

フォトニュース

  1. ありがとうございま~す!

戦争体験者に聞く 終わらざる夏

  1. 出撃直前、さくら弾機が炎上 極秘扱いで「知られざる特攻機」とも呼ばれたさくら弾機は、直径1・6㍍、…
  2. 飛行機乗りが夢だった 1944年(昭和19)6月、日本はマリアナ沖海戦に敗れてサイパンが陥落し、絶…
  3. 激戦のフィリピンで6年 日米開戦直後の1941年(昭和16)12月22日、日本は米軍の支配下にあっ…
  4. 空襲に怯え、悲痛な思い 大戦末期、空襲に怯え、悲痛な思いをした御坊市島の竹田(旧姓=山﨑)玉枝さん…
  5. 根室空襲、艦載機が猛爆 大東亜戦争末期、制海権を失った日本は北海道まで米軍に押し込まれ、1945年…

日高地方などのイベント情報

現在予定されているイベントはありません。

Twitter

書籍レビュー

  1.  みなべ町の高城小学校(原啓司校長)で21日、「高城ロックンロールフィールド」が開かれ、1980~9…
  2.  還暦を過ぎても精力的に新作を発表し続ける東野圭吾。木村拓哉と長澤まさみ主演で映画化もされた人気シリ…
  3.  1945年8月15日正午、天皇陛下がラジオで国民に向けて終戦の詔書を読み上げ、国民はこのいわゆる玉…
  4.  テレビで見ない日はないぐらい、ニュースを視聴者に分かりやすく解説してくれるジャーナリスト池上彰氏。…
  5.  元アニメーターで江戸川乱歩賞作家、真保裕一の「行こう!」シリーズ最新作。今年5月に文庫化されました…
ページ上部へ戻る