県議会 玄素議員が人口問題で一般質問

 19日の県議会一般質問では、日高郡選出の玄素彰人議員(無所属の会)が4月の選挙で当選して以来、初登壇し、県の人口減少対策についてただした。効果を上げるため、専属の課または局の設置を提案したが、仁坂吉伸知事から「特定の部署でできるような生易しいものではない」と否定されると、「このままでは長期統合計画の人口目標は破られるためにあるようなもの」などと厳しく批判した。

 玄素議員は「人口問題は私もこれまで町議、町長という立場から取り組み、県もさまざまな政策をしているのは承知している。そこで、各部の政策の連携を強くするとともに、県民への決意を表し、職員の責任体制を明確にするため、人口減少対策課または対策局を設置した方が、より効果が上がる」と提案した。

 仁坂知事は「深刻な人口減少問題は県にとってある意味全て、知事をトップとする県当局そのものが取り組んでいる。全ての政策が人口減少対策につながる。新たに課や局を設置する必要はないし、設置すればかえってうまくいかない」などと、専属の課を設置する考えがないことを明確にした。「人口減少対策の目玉はあるのか」との再質問には、「自然減、社会減の対策を十数年間積み重ねているが、さらに方策を不断に考える必要がある。一例を挙げると、高齢者の移動手段をどう確保するのか。中身は10月ぐらいに発表して、最終的に2月の議会で皆さんにお願いしたい」と述べた。

 これを受け玄素議員は、「大きな目玉はないという感じ。仮に僕が人口対策を任されるなら、24時間365日、人口を増やすため何をしたらいいのか考え、提案する。いまは企画部長も人口対策ばかりしているわけではない。やはりずっと人口対策を考えられる人がいる。そういったアイデアが出てこないこと自体、どうなのか」と疑問を投げかけた。また、「県の長計では、2026年の人口目標が89万4000人。ことしの人口は92万7000人。いまのまま年間約1万人減れば、26年には85万人になり、間違いなく長計の計画は破られる。僕の思いを頭の隅っこにでも置いてもらって、人口減少対策に取り組んでいただきたい」と求めた。

 このほか玄素議員は「LINEを使ったいじめ相談」も提案し、宮﨑泉教育長は「今年度から取り組みたい。いじめ相談は夏を過ぎると増える傾向にあるので、7月から来年1月末まで開設。実施結果を見て今後の開設を検討していきたい」と答弁した。

写真=仁坂知事㊨に質問する玄素議員

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