御坊署も可搬式オービスの運用開始

 春の全国交通安全運動最終日の20日、御坊署は印南町印南地内の町道で、持ち運びができる速度違反自動取り締まり装置(可搬式オービス)での取り締まりを行った。従来の取り締まりに比べて人員が少なくてすみ、これまで難しかった狭い通学路や生活道路でも実施できる。子どもやお年寄りを守るための速度抑止、事故防止が期待される。

 同署によると、可搬式オービスは今春、県警本部が導入、運用を始めた。道路に設置されている固定式オービスと同じ仕組みで、レーザーで速度を測定し、制限速度を超えた車両を自動で撮影して記録。後日、運転者に違反を連絡し、警察に出頭を求める。

 警察官が測定器で速度を測る従来の取り締まりでは、違反した車を止めてドライバーに伝える停車スペースの確保が必要となり、幅の狭い道での実施は難しかったが、可搬式オービスでは停車スペースが不要。取り締まりの場所が限られず、また、これまでは違反した車の誘導などに少なくとも5人程度の人員が必要だったが、可搬式オービスは最低2人で運用できるという。

 この日は、通学時間帯の朝、産直市場よってって印南集配センター前の歩道に可搬式オービスを設置。ここは印南小学校や印南中学校が近く、時速30㌔の制限速度が設けられている「ゾーン30」の通学路で、約1時間にわたって東進車両の取り締まりを行い、通行するドライバーに安全運転と注意を促した。

 取り締まりの様子を見かけた近くに住む70代の女性は「孫の通学路なんですが、スピードを出す車もあって危険。安全に運転してほしいですね」。御坊署の中岡隆副署長は「通学路や生活道路で子どもやお年寄りを事故から守る効果が期待できる。管内でもどんどん使っていきたい。ドライバーにどこでも取り締まりをしているという意識を持ってもらうことで、速度抑止や事故防止につなげたい」と話していた。

写真=可搬式オービスで取り締まりを実施(印南町印南で)

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